共通テスト2026日程は1月17日・18日!追試験日程と持ち物完全ガイド

社会

2026年度の大学入学共通テストは、多くの受験生にとって大学進学への最初の関門となる重要な試験です。2026年1月17日(土)と1月18日(日)の2日間にわたって本試験が実施され、何らかの事情で本試験を受験できなかった受験生のために追試験が2026年1月24日(土)と1月25日(日)に設けられています。今回で6回目を迎える共通テストでは、出願手続きの完全電子化という大きな制度変更が導入されるため、受験生は従来とは異なる準備が求められます。特に受験票の取得方法が郵送からマイページでのダウンロード方式に変更されたことは、試験当日の持ち物準備に直接影響する重要なポイントです。本記事では、2026年度共通テストの日程詳細から時間割、必須の持ち物リスト、追試験制度の仕組みまで、受験生が知っておくべき情報を網羅的に解説します。試験本番で実力を最大限に発揮するためには、試験内容の対策だけでなく、日程の把握や持ち物の準備といった事前の段取りも同様に重要です。この記事を通じて、万全の準備を整え、自信を持って試験に臨んでいただければと思います。

2026年度共通テスト本試験の日程と概要

2026年度大学入学共通テストの本試験は、2026年1月17日(土)と1月18日(日)の2日間で実施されます。土日開催となっているため、現役高校生にとっては学校の授業との調整がしやすく、試験に集中できる環境が整えられています。1日目は主に文系科目である地理歴史・公民、国語、外国語が中心となり、2日目は理系科目である理科、数学、そして2025年度から導入された情報Ⅰが実施されます。

試験会場への集合時間については、各科目の試験開始時刻の30分前までに試験室に入室している必要があります。例えば1日目の最初の科目である地理歴史・公民で2科目を選択する受験生は9時30分から試験が開始されるため、9時には試験室に着席していなければなりません。遅刻については、試験開始後20分以内であれば受験が認められる場合がありますが、それ以降は受験資格を失います。ただし、外国語のリスニングテストについては遅刻が一切認められないため、特に注意が必要です。

本試験終了後のスケジュールとしては、2026年1月21日(水)に平均点の中間発表が予定されており、受験生は自己採点の結果と照らし合わせて自分の立ち位置を確認できます。そして2026年2月5日(木)には最終発表が行われ、この結果をもとに国公立大学の二次試験への出願を最終決定することになります。

1日目(2026年1月17日)の詳細時間割

共通テスト1日目は、主に文系科目を中心とした試験が行われます。最初の科目である地理歴史・公民については、受験する科目数によって開始時間が異なります。2科目を選択する受験生は9時30分から11時40分までの130分間で試験を受けますが、1科目のみを選択する受験生は10時40分から11時40分までの60分間となります。2科目受験者は朝早くから試験が始まるため、前日の就寝時間や当日の起床時間を考慮し、十分な睡眠時間を確保することが重要です。

午後の最初の科目は国語で、13時00分から14時30分までの90分間で実施されます。国語は現代文、古文、漢文の3分野から出題され、それぞれの分野に適切な時間を配分することが高得点への鍵となります。特に古文や漢文に苦手意識を持つ受験生は、時間が足りなくなることがないよう、事前に時間配分の練習を重ねておくことをお勧めします。

続いて外国語の筆記試験15時20分から16時40分までの80分間で行われます。英語をはじめ、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語などの各言語から選択して受験します。英語を選択する受験生が圧倒的に多いですが、帰国子女や外国語を得意とする受験生は他の言語を選択することも可能です。

1日目の最後の試験は外国語のリスニングで、17時20分から18時20分までの60分間で実施されます。筆記試験終了後、約40分の休憩を挟んでからリスニング試験が始まります。リスニングは集中力が特に求められる試験であり、長時間の試験で疲労が蓄積した状態で臨むことになるため、休憩時間の過ごし方が重要になります。軽い糖分補給や深呼吸で気持ちをリフレッシュし、最後の試験に備えましょう。なお、リスニングテストについては遅刻が一切認められないため、休憩時間中にトイレに行く場合も時間に余裕を持って行動する必要があります。

2日目(2026年1月18日)の詳細時間割

共通テスト2日目は、主に理系科目を中心とした試験構成となっています。午前中から理科の試験が実施され、物理、化学、生物、地学などの科目から選択して受験します。理系学部志望者は専門科目から2科目を選択することが多く、文系学部志望者は基礎を付した科目から2科目を選択するのが一般的です。理科の試験時間は選択する科目数や種類によって異なるため、自分の受験パターンを事前に確認しておくことが大切です。

午前中には数学Ⅰ・数学Aの試験も実施されます。基礎的な数学力が問われるこの科目は、文系・理系を問わず多くの受験生が受験します。計算ミスを防ぐためにも、焦らず丁寧に解答することを心がけましょう。

午後の時間帯には数学Ⅱ・数学B・数学C15時00分から16時10分までの70分間で実施されます。こちらはより発展的な数学の内容が出題され、数列やベクトル、複素数平面などの分野から問題が構成されます。数学は共通テストの中でも時間との戦いになりやすい科目であるため、普段から時間を計って演習を行い、本番の時間配分に慣れておくことが重要です。

2日目の最後を飾るのは情報Ⅰで、17時00分から18時00分までの60分間で実施されます。この科目は2025年度から新たに導入されたもので、プログラミングの基礎、データ分析、情報セキュリティ、ネットワークの仕組みなどが出題範囲となっています。まだ過去問の蓄積が少ない科目であるため、教科書の内容を確実に理解することが対策の基本となります。大学入試センターが公開しているサンプル問題や試行調査の問題を繰り返し解いて、出題形式に慣れておくことをお勧めします。

出願から受験票取得までの重要スケジュール

2026年度共通テストでは、出願手続きが完全に電子化されるという大きな変更点があります。従来は紙の願書を郵送していましたが、オンラインでの出願に移行するため、受験生は新しい手続き方法を正確に理解しておく必要があります。

まず、マイページの作成期間は2025年7月1日から10月3日までとなっています。出願サイトにアクセスしてアカウントを作成し、マイページを開設することが出願の第一歩となります。このマイページは出願内容の登録だけでなく、受験票のダウンロードや成績確認にも使用する重要なものですので、登録情報は正確に入力し、ログイン情報は安全に管理してください。

次に、出願期間は2025年9月16日から10月3日までです。この期間中に出願内容の登録と検定料の払い込みを完了させる必要があります。検定料は3教科以上を受験する場合は18,000円、2教科以下を受験する場合は12,000円となっています。出願期間を過ぎてしまうと受験できなくなるため、余裕を持って手続きを完了させましょう。

そして、受験票の取得は2025年12月10日以降に可能となります。ここで最も重要な点は、受験票は郵送されず、マイページから各自でダウンロードして印刷する方式に変更されたことです。スマートフォンやタブレットの画面表示では試験会場に入場できないため、必ず紙に印刷して持参しなければなりません。自宅にプリンターがない場合は、コンビニエンスストアのプリントサービスを利用するなど、印刷手段を事前に確保しておくことが必要です。

共通テスト当日の必須持ち物

試験当日に忘れてはならない持ち物について、詳しく解説します。最も重要なのは受験票です。2026年度からはマイページからダウンロードして印刷する必要があるため、前日までに必ず印刷を済ませておいてください。万が一のトラブルに備えて、予備として複数枚印刷しておくことを強く推奨します。受験票を持っていないと試験会場に入ることができませんので、出発前に必ず確認しましょう。

学生証または身分証明書も持参してください。本人確認のために使用される場合があります。高校生であれば学生証、既卒生であれば運転免許証やマイナンバーカードなどを用意しておきましょう。

筆記用具については、黒鉛筆はH、F、HBの硬度のものに限られます。シャープペンシルではなく、必ず鉛筆を使用してください。鉛筆は5本程度用意しておくと安心です。試験中に芯が折れたり丸くなったりすることがあるため、複数本の準備は必須です。また、六角形の鉛筆は机の上で転がりにくいため推奨されます。注意点として、和歌や格言などが印刷されている鉛筆は使用禁止となっています。これはカンニング防止のための規定ですので、無地のシンプルな鉛筆を選んでください。

プラスチック製の消しゴムも必須です。消し残しがあるとマークシートの読み取りに影響する可能性があるため、よく消える消しゴムを選び、予備も含めて複数個持参することをお勧めします。試験中に消しゴムを落としてしまうこともありますので、複数個あれば安心です。

鉛筆削りも忘れずに持参してください。試験中に鉛筆の芯が丸くなった場合に備えて、小型の手動鉛筆削りがあると便利です。電動のものは使用できませんので、コンパクトな手動タイプを選びましょう。

時計は絶対に必要です。試験室には時計がない場合が多く、時間配分を確認するために自分の時計が不可欠です。ただし、辞書機能、電卓機能、通信機能などがついているものは使用禁止です。また、秒針音がするものやキッチンタイマー、大型の時計も禁止されています。シンプルなアナログ時計またはデジタル時計を用意してください。電池切れに備えて予備の時計も持参すると、より安心です。

十分な現金と交通系ICカードを持参することも重要です。緊急時の交通費や食事代などに必要となる場合があります。意外と忘れがちな持ち物ですので、前日にしっかり確認しておきましょう。

昼食は必ず持参してください。試験会場周辺のコンビニエンスストアや飲食店は混雑する可能性が非常に高いため、自宅から持参するのが確実です。消化の良いものを選び、食べ過ぎないように注意しましょう。おにぎりやサンドイッチなど、手軽に食べられるものがお勧めです。

あると便利な持ち物と体調管理

必須の持ち物に加えて、あると便利なものについても紹介します。マスクは感染症予防のために持参することを推奨します。予備も含めて複数枚あると安心です。試験会場は多くの受験生が集まる場所ですので、感染症対策として有効です。

参考書や問題集は、試験前の空き時間に最終確認をするために役立ちます。ただし、重すぎると移動が大変になるため、必要最小限にとどめることをお勧めします。直前に確認したい公式や重要事項をまとめた薄いノートなどが便利です。

軽食やおやつは、試験の合間の休憩時間にエネルギー補給するために便利です。チョコレートやおにぎりなど、手軽に食べられるものが適しています。特にチョコレートは脳へのエネルギー補給に効果的ですが、食べ過ぎには注意してください。

カイロは1月中旬という冬季の試験であるため、体を温めるのに役立ちます。特に手足が冷えやすい人は持参すると良いでしょう。貼るタイプのカイロを腰や背中に貼っておくと、試験中も体が温まります。

ひざ掛けは、試験室が寒い場合に備えて持参すると良いでしょう。ただし、使用前に試験監督の許可を得る必要がある場合もありますので、使用したい場合は試験監督に確認してください。

ハンカチとティッシュは基本的な持ち物として常に携帯しておきましょう。鼻水や汗を拭くのに必要ですし、何かこぼした時にも役立ちます。

常備薬として、頭痛薬、下痢止め、目薬などがあると安心です。試験当日に体調を崩した場合に備えておくことで、精神的な安心感にもつながります。普段から服用している薬がある場合は、必ず持参してください。

絆創膏は、靴擦れなど小さなケガに対応できます。新しい靴で試験会場に行くと靴擦れを起こす可能性があるため、履き慣れた靴を選ぶとともに、念のため絆創膏も持っておくと安心です。

コンタクトレンズ使用者は、予備のコンタクトレンズまたは眼鏡を必ず持参してください。長時間の試験で目が乾燥したり、コンタクトレンズが外れたりする可能性があります。目薬もあると便利です。

カバンについては、両手が空くリュックサックタイプが便利です。荷物が多くなるため、収納力のあるものを選ぶとよいでしょう。また、天気予報を確認し、雨の場合は折りたたみ傘や雨具も準備しておいてください。

持ち込み禁止物と不正行為について

共通テストでは、公正な試験を実施するために厳格なルールが設けられています。持ち込み禁止物を試験室に持ち込んだり、不正行為を行った場合は、その場で受験の中止と退室を命じられ、受験した全ての教科・科目の成績が無効となります。これは非常に重大な処分であり、一年間の努力が水の泡になってしまいます。

スマートフォン、携帯電話、タブレット、パソコンなどの通信機器は、試験室に入る前に電源を完全に切り、カバンにしまっておく必要があります。マナーモードや機内モードではなく、必ず電源を切ってください。試験中にこれらの機器が鳴ったり、ポケットなどから取り出したりした場合は不正行為とみなされる可能性があります。

電卓は持ち込み禁止です。数学の計算は全て手計算で行う必要があります。辞書も持ち込み禁止で、外国語の試験でも辞書は使用できません。そろばんも同様に禁止です。

定規、コンパス、グラフ用紙なども持ち込み禁止です。図形問題であっても、これらの道具なしで解答する必要があります。2024年度の試験では、定規を使用したことで全教科の試験結果が無効になった事例が報告されています。どんなに簡単な作業でも、禁止された道具は絶対に使用しないでください。

耳栓は試験中の使用が禁止されています。周囲の音が気になる場合でも、耳栓を使用することはできません。集中力を高めるための方法は、深呼吸やルーティンなど、耳栓以外の手段で行う必要があります。

意外と知られていない不正行為として、試験終了後に「解答やめ」の指示に従わず、鉛筆や消しゴムを持っていたり、解答を続けたりする行為があります。試験監督の指示には即座に従わなければなりません。試験開始前に問題用紙を開く行為も厳禁です。監督者の「始め」の合図があるまで、問題用紙や解答用紙に触れてはいけません。

追試験制度の仕組みと申請方法

追試験は、病気やケガ、事故など正当な理由により本試験を受験できなかった受験生のために設けられた制度です。2026年度の追試験は2026年1月24日(土)と1月25日(日)に実施されます。本試験の1週間後という日程で設定されています。

追試験の対象となる条件について説明します。疾病による場合は、インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルス、風邪などの感染症を含む病気により試験を受験できない場合が対象となります。試験当日に発熱や体調不良がある場合も含まれます。負傷による場合は、ケガにより試験会場への移動や受験が困難な場合が対象です。交通事故や交通機関のトラブルにより試験会場に到着できない場合も対象となり、公共交通機関の大幅な遅延や運休が該当します。その他やむを得ない事由として、両親などの危篤や死亡、自宅の火災などの緊急事態が挙げられます。

追試験の申請方法についてですが、試験当日に体調不良や交通機関の遅延が発生した場合は、試験会場のスタッフに速やかに連絡し、指示を仰いでください。会場スタッフが適切な対応を案内してくれます。試験前日までに追試験の対象となる事態が発生した場合は、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話で連絡し、指示に従ってください

必要書類については、体調不良や負傷の場合は医師の診断書が必要です。診断書には病名と治療期間が明記されていること、また試験当日に受験できない旨の記載が必要となります。交通機関のトラブルの場合は、鉄道会社やバス会社が発行する遅延証明書が必要です。申請が認められると、追試験受験許可書が交付され、この許可書を持って指定された追試験会場で受験することになります。

重要な注意事項として、追試験会場は本試験会場とは異なる場合があります。追試験受験許可書に記載された会場をよく確認してください。また、追試験の問題は本試験とは異なる問題が出題されますが、難易度については本試験と同等になるよう作成されています。安易な理由での追試験申請は認められませんので、正当な理由と適切な証明書類を準備する必要があります。

追試験の詳細な申請方法については、2025年12月上旬に大学入試センターのウェブサイトに掲載される「受験上の注意」で確認することをお勧めします。

科目選択パターンと受験戦略

共通テストの科目選択は、志望する大学や学部によって大きく異なります。ここでは代表的なパターンについて解説します。

国公立大学文系を志望する場合、一般的に6教科8科目の受験が求められます。具体的には、外国語、国語、数学2科目(数学Ⅰ・数学Aと数学Ⅱ・数学B・数学C)、情報Ⅰ、理科(基礎科目)2科目、地理歴史・公民2科目という構成になります。文系学部でも数学は必須科目として課されることが多いため、苦手意識がある受験生は早めの対策が必要です。

国公立大学理系を志望する場合も同様に6教科8科目が基本となりますが、科目構成が文系とは異なります。理科については、理系学部では基礎が付かない専門科目から2科目を選択するよう求められることが多く、物理、化学、生物、地学の中から2科目を選ぶことになります。一方、地理歴史・公民からは1科目の選択で済むことが多いです。

私立大学では共通テストを利用する入試方式を採用している大学が多いですが、国公立大学に比べて受験科目数が少ないことが一般的です。3教科型では外国語、国語、選択科目(地理歴史・公民または数学)という組み合わせが多く見られます。

科目選択の重要な注意点として、難関大学では「地理総合/歴史総合/公共」の組み合わせ科目を選択科目として認めていない場合があります。北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学などの旧帝国大学では、この点に特に注意が必要です。科目選択を間違えると志望校を受験できなくなる可能性もあるため、早い時期から志望校の入試要項を確認し、必要な科目を履修しておくことが極めて重要です。

自己採点と出願戦略の重要性

共通テスト終了後、受験生にとって最も重要な作業が自己採点です。特に国公立大学を志望する受験生にとって、自己採点は二次試験の出願先を決定するための重要な判断材料となります。自己採点を正確に行うためには、試験中に問題用紙に自分が選んだ答えをしっかりと記入しておくことが不可欠です。マークシートに転記する際に、問題用紙にも同じ答えを書いておくことで、後から正確な自己採点が可能になります。

共通テスト後には、大手予備校が自己採点集計サービスを提供しています。主なサービスとして、河合塾の「共通テストリサーチ」駿台・ベネッセの「データネット」があります。これらのサービスでは、全国の共通テスト受験生の自己採点結果と志望校を集計し、各大学の志望動向分析や入試難易度の予測を行っています。受験生は自分の自己採点結果を登録することで、志望校の合格可能性を判定してもらえます。

2026年度からは、共通テストの成績開示がオンライン化されます。従来は郵送で成績通知書が届けられていましたが、マイページ上で成績を確認できるようになります。また、費用も800円から300円に引き下げられ、受験生にとって負担が軽減されます。

出願戦略を立てる際のポイントとして、事前に複数の出願パターンを用意しておくことが重要です。共通テストの目標点数に達した場合、達しなかった場合、それぞれの出願先を事前に検討しておくと、試験後の判断がスムーズになります。また、志望校の配点を確認しておくことも大切です。共通テストと二次試験の配点比率は大学によって異なり、共通テストの配点が高い大学では共通テストの結果が合否に大きく影響し、二次試験の配点が高い大学では多少失点しても挽回できる可能性があります。

国公立大学の出願期間は、共通テスト終了後の1月下旬から2月上旬にかけて設定されています。この期間を逃すと出願できなくなるため、日程を正確に把握しておく必要があります。出願書類は早めに準備し、調査書や推薦書などが必要な場合は高校に事前に依頼しておきましょう。

試験前日と当日の過ごし方

試験で最高のパフォーマンスを発揮するためには、前日と当日の過ごし方も重要です。試験前日には、まず持ち物の最終確認を行いましょう。チェックリストを使って、一つ一つ丁寧に確認してください。特に受験票と筆記用具は絶対に忘れてはなりません。受験票は内容も確認し、受験番号、試験会場、受験科目などが正しいか確かめましょう。

試験会場への経路を再確認することも大切です。所要時間、乗り換え、最寄り駅からの道順などを把握しておきます。可能であれば、事前に下見をしておくと当日の安心感が増します。そして、早めに就寝し、十分な睡眠をとることを心がけてください。夜更かしは避け、翌日に万全の体調で臨めるように準備しましょう。

試験当日の朝は、余裕を持って起床してください。慌てて準備すると忘れ物をしやすくなります。朝食はしっかり摂ることが重要で、脳のエネルギー源となる炭水化物を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。ご飯やパン、果物などがお勧めです。

持ち物を最終確認した後、試験会場には余裕を持って到着することを心がけてください。電車の遅延なども考慮し、早めに出発しましょう。試験開始の1時間前には会場に到着しているのが理想的です。

試験会場での過ごし方についてですが、試験室に入ったらまず自分の座席を確認し、受験番号と座席番号が一致しているか確かめてください。机の上には必要なもののみを置き、試験開始前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。緊張するのは自然なことですが、過度の緊張は実力を発揮できなくなる原因となります。

試験中は時間配分を意識することが重要です。難しい問題に時間をかけすぎず、解ける問題から確実に解答していく戦略が有効です。休憩時間は適度にリフレッシュし、軽食を摂ったり、トイレに行ったり、次の科目の準備をしたりして過ごしましょう。

まとめと試験成功への心構え

2026年度大学入学共通テストは、2026年1月17日(土)と1月18日(日)に本試験が、2026年1月24日(土)と1月25日(日)に追試験が実施されます。出願手続きの電子化により、マイページの作成と受験票の自己印刷が必要となる点が最大の変更点です。この変更に対応するため、早めにマイページを作成し、受験票は必ず紙に印刷して持参してください。

試験当日の持ち物として、受験票、黒鉛筆(H、F、HBのみ)、プラスチック製消しゴム、鉛筆削り、シンプルな時計、学生証、現金、昼食は必須です。スマートフォンなどの通信機器は電源を切ってカバンにしまい、定規や耳栓などの禁止物は持ち込まないよう注意してください。

追試験は病気やケガ、交通機関のトラブルなど正当な理由がある場合に申請できますが、医師の診断書や遅延証明書などの書類が必要となります。万が一に備えて、制度の内容を理解しておくことは重要ですが、本試験を万全の状態で受験できるよう、体調管理に努めることが何より大切です。

十分な準備と体調管理を行い、実力を最大限に発揮できるよう努めてください。詳細な情報については、大学入試センターの公式ウェブサイトを随時確認することを強くお勧めします。皆さんの共通テストでの成功を心よりお祈りしています。

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