インターンシップ&キャリア発見EXPO 2025 東京ビッグサイト 参加企業を徹底解説!27卒必見の攻略法

社会

インターンシップ&キャリア発見EXPO 2025は、2024年11月29日に東京ビッグサイト西展示棟で開催される、27卒学生を対象とした大規模な合同企業説明会です。参加企業は約60社にのぼり、パナソニックグループ、Honda、キヤノン、KDDI、コナミグループなど日本を代表する大手企業から、防衛装備庁などの官公庁、さらにはニッチトップのBtoB企業まで多彩な顔ぶれが揃います。このイベントは単なる企業説明会ではなく、夏のインターンシップを終えた学生が冬のインターンシップや本選考に向けて再始動するための重要な機会として位置づけられています。特に理系学生にとっては、研究室配属や卒論・修論準備が本格化する前のこの時期に、効率よく多くの優良企業と接点を持てる貴重な場となります。本記事では、イベントの詳細情報から参加企業の業界分析、そして当日を最大限に活用するための戦略まで徹底的に解説します。

インターンシップ&キャリア発見EXPO 2025 東京ビッグサイト開催概要

イベントの正式名称と開催コンセプトについて

本イベントの正式名称は「11月29日 インターンシップ&キャリア発見フェア【理系】東京会場」であり、マイナビが主催する就職活動支援イベントの中でも特に理系学生に焦点を当てた内容となっています。タイトルに明記されている【理系】という表記は、出展企業のラインナップや実施されるセミナーの内容に明確に反映されており、技術職や専門職、あるいは論理的思考力や数値分析能力といった理系的素養を求める企業が多数集結することを意味しています。ただし、これは文系学生の参加を排除するものではなく、あらゆる学年の学生が参加可能です。低学年のうちから業界の空気に触れておきたい1年生や2年生の参加も歓迎されており、早期からのキャリア意識醸成の場としても活用できます。

2027年卒の就職活動市場は、従来の傾向をさらに加速させた超早期化実利的なインターンシップがキーワードとなっており、かつての経団連主導による「3月広報解禁・6月選考解禁」というスケジュールは実質的に形骸化しています。現在では大学3年生の夏、あるいはそれ以前の段階から企業との接点を持つことが、将来の内定獲得に直結する重要なファクターとなっています。サマーインターンシップが事実上の一次選考としての機能を強めている中、このイベントは夏の活動を一区切りさせ、冬のインターンシップおよび本選考への再始動の場として極めて重要な意味を持っています。

開催日時と会場アクセスの詳細

開催日時は2024年11月29日(土)となっており、コアタイムは12時から17時までの5時間です。しかし特筆すべきは、オープニングスクールなどの特別講座が11時から開始される点であり、理系学生にとって必須のスキルとなる面接対策に特化した講座がこの時間帯に設定されています。したがって、実質的なイベント開始は午前中からと捉えるべきであり、早めに会場入りすることで得られる情報量は格段に増えます。

会場は就職活動の聖地とも呼ばれる東京ビッグサイト 西展示棟です。住所は東京都江東区有明3-10-1であり、広大な敷地を持つビッグサイトへのアクセスには主に2つのルートがあります。

1つ目はりんかい線「国際展示場」駅から徒歩約7分のルートです。このルートは渋谷、新宿、池袋方面からのアクセスや、埼京線乗り入れによる埼玉方面からのアクセスに優れています。駅からの徒歩距離はやや長めですが、輸送力が高いため混雑時でも比較的スムーズに移動できるメリットがあります。

2つ目はゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩約3分のルートです。こちらは新橋や豊洲方面からのアクセスに適しており、駅と会場がほぼ直結に近い形となっているため、雨天時や荷物が多い場合には特に便利です。ただし、ゆりかもめは車両が小さいため混雑しやすい点には注意が必要です。当日は多くの学生が来場することが予想されるため、時間に余裕を持った行動が求められます。

服装と持ち物に関する戦略的アドバイス

主催者側のアナウンスでは明確に私服での参加を推奨としています。これは単なる緩和措置ではなく、近年の採用トレンドにおいて企業は学生の素の姿やリラックスした状態でのコミュニケーション能力を見たいと考える傾向が強まっていることを反映しています。黒一色のリクルートスーツは没個性を招きやすく、かえって印象に残りにくい場合があるため、あえて私服を推奨しているのです。

ただし「私服」の解釈には注意が必要です。推奨されるのはオフィスカジュアルと呼ばれるスタイルであり、襟付きのシャツ、ジャケット、チノパンやスラックス、落ち着いた色のスカートなどが望ましいとされています。一方で、短パン、サンダル、ダメージジーンズ、派手なロゴの入ったパーカーなどは、TPO(時と所と場合)をわきまえないと判断されるリスクがあるため避けるべきです。

特筆すべきアドバイスとして「スニーカーなど慣れた靴がオススメ」という点があります。東京ビッグサイトの西展示棟は極めて広大であり、ブース間の移動だけで数キロメートルを歩くことも珍しくありません。慣れない革靴やパンプスでの疲労は、後半の企業説明を聞く集中力を著しく低下させます。足元の快適さは情報収集の質に直結するため、機能性を重視した靴選びが重要です。

また、資料やノベルティで荷物が増えることを見越し、カバンは床に置ける自立タイプやリュックの使用が推奨されています。立ち話でメモを取る際に両手が空いていることは極めて大きなアドバンテージとなります。筆記用具、メモ帳、スマートフォンの予備バッテリーなども忘れずに準備しておきましょう。

プログラム詳細とコンテンツ活用戦略

本イベントは単に企業ブースが並んでいるだけではなく、就活準備の進捗段階に応じた多様なコンテンツが用意されています。これらをどう組み合わせるかが当日の成果を大きく左右します。

スクール・講演形式の講座で業界トップの声を聴く

講義形式のコンテンツは、最新の業界動向や企業のビジョンをインプットする絶好の機会です。

オープニングスクールは11時から11時45分まで開催され、「早めの準備がポイント! 理系学生のための面接対策講座 ~よく聞かれる質問とその意図とは~」というテーマで実施されます。この講座は多くの理系学生が苦手意識を持つ面接に特化しており、研究内容を専門外の人事担当者にどう伝えるか、論理的思考力をどうアピールするかなど、理系特有の課題に対する具体的な解法が提示されます。12時の開場前に実施されるため、当日の就活モードへの切り替えスイッチとしても機能する重要な講座です。

コナミグループによる企業講演は12時15分から13時まで行われ、「【KONAMI】好きを仕事に、ゲーム・エンタメ業界の職業について」というテーマで語られます。ゲーム業界の巨人であるコナミグループが登壇するこの講演の価値は、単なる会社説明にとどまらず、ゲーム・エンタメ業界全体の職業について解説される点にあります。プランナー、プログラマー、デザイナー、サウンドクリエイターなど、華やかな業界の裏側にある多様な職種の実態を知ることは、キャリアの選択肢を広げる上で非常に有益です。好きを仕事にするための現実的なステップや就活準備へのアドバイスも語られるため、エンタメ業界志望者は必聴の内容となっています。

モルテンによる企業講演は14時45分から15時30分まで行われ、「つくれ。」というシンプルながら力強いテーマで実施されます。モルテンは競技用ボールで世界的なシェアを持つブランドとして有名ですが、その実態は自動車部品、医療・福祉機器、マリン・産業用品を手掛ける多角化メーカーです。この講演には代表取締役社長最高経営責任者の民秋清史氏が自ら登壇します。経営トップが合同説明会の現場で学生に直接語りかける機会は極めて稀であり、同社が掲げる異なる事業の強みを掛け合わせる「Crossover」戦略による価値創造の話は、技術がいかにしてビジネスイノベーションを生むかを知る生きた教材となるでしょう。

実践型コンテンツと相談コーナーで個別の悩みを解消する

一方的なインプットだけでなく、双方向のコミュニケーションが可能なエリアも充実しています。

就活準備お気軽相談コーナーは12時から16時50分まで、20分刻みで計10回実施される個別相談会です。自分に合った企業の探し方がわからない、自己分析が進まないといった漠然とした不安に対し、プロのアドバイザーが1対1で対応してくれます。大人数のセミナーでは挙手しづらい個人的な悩みも、ここでなら解消できます。予約枠が埋まる前に、会場到着後すぐに確認することをお勧めします。

実践講座は1回30分の自由参加形式で開催されます。自己分析と自己PRに関する講座は12時30分、13時50分、15時10分の3回、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と志望動機に関する講座は13時10分、14時30分、15時50分の3回実施されます。これらは予約不要で企業ブースを回る合間の隙間時間に参加できるのが最大の利点です。特にガクチカの言語化はエントリーシート作成の核となる作業であり、プロの視点による解説は質の向上に直結します。

自己PR・ガクチカ添削コーナーでは、先輩学生が作成した改善前の文章とプロ講師が添削した改善後の文章が対比展示されています。どこをどう直せば伝わる文章になるのかという具体的なテクニックを、実例を通して学ぶことができます。自分のエントリーシート作成に行き詰まっている学生にとって、即効性のあるヒントが得られる場所です。

業界研究コーナー(理系専攻活用編)では、メーカー、金融、IT、サービス、インフラなど各業界の特徴を理系の視点から解説しています。自分の専攻が意外な業界で求められていることに気づくきっかけになります。化学専攻だから化学メーカーといった固定観念を打破し、視野を広げるために必ず立ち寄りたいコーナーです。

インターンシップ&キャリア発見EXPO 2025 東京ビッグサイト 参加企業の詳細分析

本イベントには約60社の精鋭企業が出展を予定しています。それぞれの企業が持つ強みと、27卒学生が注目すべきポイントを業界別に詳しく解説します。

機械・電機・精密機器・自動車業界の参加企業

理系学生にとって最も親和性が高く、採用数も多いこの領域では、伝統的なモノづくりにデジタルを融合させた変革が急速に進んでいます。

パナソニックグループは総合電機メーカーとして知られていますが、家電のイメージとは裏腹に、現在のパナソニックは暮らしをアップデートする総合ソリューション企業へと変貌を遂げています。住宅設備、車載機器、サプライチェーン管理システムなどBtoB領域での収益力が高く、持ち株会社制への移行により各事業会社の独自性が強まっています。就職活動においては、自分の専門性がどの事業会社で活かせるかを見極めることが重要です。

Honda(本田技研工業)は四輪車・二輪車の世界的大手ですが、現在はモビリティカンパニーへの変革を急いでいます。EV(電気自動車)への完全移行を宣言し、ソフトウェア定義車両(SDV)の開発に注力しているため、情報系学生の需要も急増しています。航空機事業のHondaJetやロボティクス分野も展開しており、チャレンジ精神を重視する企業文化が特徴的です。

キヤノンはカメラと事務機で培った光学生産技術を核に、商業印刷、メディカル、産業機器(半導体露光装置など)の4本柱への事業転換を進めています。特にナノインプリント技術など半導体製造装置分野での技術革新は世界から注目されており、物理・光学・材料系の学生にとって極めて魅力的なフィールドです。

ニコンもキヤノンと同様にカメラの技術を応用し、ヘルスケアや精機事業、デジタルマニュファクチャリングへ注力しています。光利用技術と精密技術をベースに、宇宙産業や再生医療などの先端分野へも領域を広げています。

オムロングループはオートメーションのリーディングカンパニーとして、工場の自動化を支える制御機器事業が収益の柱となっています。AIやロボティクスを活用した生産現場の革新を推進しており、社会課題解決を企業理念の根幹に据えているため、技術で社会貢献したい学生に適した企業です。

ダイキン工業は空調機で世界ナンバーワンの売上を誇るグローバル企業です。170カ国以上で事業展開しており、海外売上高比率は8割を超えます。技術職であってもビジネス感覚やグローバルな視点が求められ、人を基軸におく経営で知られ、若手への権限委譲が進んでいる点も特徴です。

ヤンマーホールディングスは「A SUSTAINABLE FUTURE」を掲げ、農業機械、建設機械、産業用エンジン、エネルギーシステムなどを展開しています。食料生産とエネルギー変換という人類の生存に不可欠なインフラを支える企業であり、自動運転トラクターや水素燃料電池システムなど環境技術の開発に熱心に取り組んでいます。

住友重機械工業は超大型のクレーンや船舶から、微細なプラスチック製品を作る射出成形機、さらには医療用の加速器まで手掛ける総合機械メーカーです。変減速機では世界的なシェアを持ち、幅広い技術領域があるため、機械系のみならず電気・情報系の活躍の場も広がっています。

モルテンはボールのブランドとして有名ですが、自動車用の防振ゴムや樹脂製品など見えない部分で産業を支えるBtoBメーカーとしての顔も持っています。異分野の技術を融合させる開発スタイルが特徴で、柔軟な発想を持つ技術者を求めています。

IT・情報通信・ソフトウェア業界の参加企業

文理の垣根を超えて採用が拡大している業界ですが、理系学生の持つ論理的思考力や数理能力は特に高く評価されます。

Skyは自社パッケージ商品であるSKYSEA Client Viewなどの開発と、顧客企業のシステム開発を請け負うSI事業の両輪で急成長している企業です。採用活動における「好働力(こうどうりょく)」というキーワードが有名で、チームワークやコミュニケーション能力を重視しています。イベント会場でのプロモーションも大規模で活気があり、社風を肌で感じることができます。

KDDIはauブランドで知られる通信キャリアですが、現在は金融、エネルギー、コマースなど生活全般に関わるサービスを提供するライフデザイン企業を標榜しています。5G/6G通信網の構築、衛星通信(Starlinkとの提携)、IoTプラットフォームなど、デジタル社会の基盤を作るスケールの大きな仕事に携わることができます。

日鉄ソリューションズ(NSSOL)は日本製鉄のシステム部門が独立して生まれたユーザー系SIerの雄です。鉄鋼業という24時間365日止まらない巨大システムを支えてきた技術力と信頼性が強みであり、現在では金融、流通、公共など幅広い業界のDXを支援しています。高度な技術研究を行うシステム研究開発センターを持つなど、技術志向の学生に人気が高い企業です。

インフラ・建設・設備業界の参加企業

景気変動に強く、地図に残る仕事としてのやりがいがある業界であり、近年ではICT活用(i-Construction)も進んでいます。

森トラスト・ビルマネジメントは森トラストグループが保有するオフィスビル、ホテル、住宅などの資産価値を維持・向上させるプロフェッショナル集団です。単なる管理業務にとどまらず、省エネ提案やリニューアル工事の企画など建物のライフサイクル全体をマネジメントしています。環境配慮型建築へのニーズが高まる中、建築・電気・設備系の知識が重要視されています。

ホーチキは日本初の火災報知機メーカーとして創立された防災業界のパイオニアです。火災報知設備、消火設備、セキュリティシステムの開発から製造、販売、施工、メンテナンスまでを一貫して行っています。人命を守るという社会的使命の重さと、IoTを活用した防災システムの高度化という技術的挑戦が共存している企業です。

JR東日本メカトロニクスはJR東日本グループの技術中核企業として、駅の自動改札機や券売機、ICカードシステム(Suica)などの開発・設計・メンテナンスを行っています。毎日数千万人が利用する社会インフラを機械と電子情報の技術で支える、極めて公共性の高い仕事に携わることができます。

専門技術・化学・官公庁の参加企業

特定の分野で圧倒的な存在感を示す企業や、国家規模のプロジェクトに関わる組織も注目すべきです。

関東化学は総合試薬メーカーのトップ企業として、研究開発用試薬から半導体製造プロセスに不可欠な電子工業用薬品、医薬品原料まで5万品目以上の製品を供給しています。日本の最先端研究と産業を素材から支える黒子的な存在であり、化学系学生にとっては憧れの企業の一つとなっています。

SOLIZE PARTNERSは3D CAD/CAE技術を駆使した設計開発のアウトソーシングやエンジニア派遣を行う企業です。自動車業界を中心に設計開発の最前線に深く入り込んで業務を行うため、若いうちから多様な製品開発に触れ、高度な設計スキルを身につけることができます。

防衛装備庁は防衛省の外局として、自衛隊が使用する装備品(航空機、艦艇、車両、誘導武器など)の研究開発、調達、維持整備を一元的に管理しています。最先端の防衛技術の研究開発に携わることができるのは国家公務員の中でもここだけの特殊なキャリアパスであり、機械、航空宇宙、電気電子、物理、化学など幅広い理系人材が活躍しています。

27卒学生のためのイベント完全攻略アクションプラン

11月29日のイベントを単なる情報収集で終わらせず、内定への第一歩とするための具体的な行動計画を解説します。

事前準備で勝負は会場に行く前から始まっている

イベント当日の数時間はあっという間に過ぎ去ります。無策で会場入りすることは、貴重な時間を無駄にするに等しいため、事前準備が極めて重要です。

ターゲット企業の選定(Tier分け)として、参加企業リストを精査し、必ず訪問する企業(Tier 1)を3社、時間があれば見る企業(Tier 2)を3社決めておくことをお勧めします。特に理系学生であれば自分の専攻分野に近い企業(Tier 1)だけでなく、あえて専攻とは異なる業界(Tier 2)を一社は混ぜることで、視野狭窄を防ぐことができます。

逆質問の準備も重要です。人事担当者との対話は自分を印象づけるチャンスですが、「御社の強みは何ですか?」といったホームページを見ればわかる質問は避けるべきです。「御社の技術職のキャリアパスにおいて、入社3年目までに求められる具体的なスキルセットは何ですか?」「現在の中期経営計画で注力されている〇〇事業において、若手社員はどのような役割を担っていますか?」など、具体的かつ仮説を持った質問を用意しておきましょう。

自己紹介の1分ピッチ練習も欠かせません。ブースで着席した際や立ち話の冒頭で、大学名、学部学科、名前、現在の研究テーマまたは興味のある分野を簡潔に話せるようにしておくことが大切です。特に理系学生は専門用語を並べ立てるのではなく、素人にもわかる言葉で研究概要を説明できると、コミュニケーション能力が高いと評価されます。

当日戦略としてのタイムマネジメントとブース巡回術

前半(12時~14時)は本命企業への集中攻撃の時間帯です。開場直後の元気があるうちにTier 1(本命)企業のブースを回りましょう。人気企業はすぐに満席になるため、早めの行動が鉄則です。説明会の最前列に座り、熱心に頷きながらメモを取る姿は、登壇者の目に必ず留まります。

中盤(14時~15時30分)は偶発的出会いの創出を意識する時間帯です。Tier 2企業や通りがかりに気になったブース、業界研究コーナーを巡りましょう。ここで重要なのは食わず嫌いをしないことです。BtoB企業の中にこそ、ホワイトで高待遇な隠れ優良企業が潜んでいます。誰も知らないような社名のブースこそ、じっくり話を聞けるチャンスです。

後半(15時30分~17時)は再訪問と相談コーナーの活用に充てましょう。再度話を聞きたい企業のブースに戻り、個別に質問をします。夕方になるとブースも空いてくるため、社員と深い話ができる可能性が高まります。また、就活準備お気軽相談コーナーを利用し、その日の活動で生じた疑問や不安をプロにぶつけて解消してから帰宅することをお勧めします。

事後フォローで記憶を記録に変え次につなげる

即日のお礼メールとエントリーを心がけましょう。名刺をもらったり個別に話ができた社員がいれば、その日のうちにお礼メールを送ります。定型文ではなく、「〇〇様のお話にあった△△というプロジェクトの苦労話が大変印象に残りました」と具体的なエピソードを添えることで差別化を図れます。また、イベント参加者限定のインターンシップや早期選考の案内があった場合は、即座にエントリーを済ませましょう。

振り返りノートの作成も重要です。各企業のブースで聞いた魅力、懸念点、社員の雰囲気をノートにまとめましょう。これは後の志望動機作成において最強の素材となります。なぜその企業なのかという問いに対する答えは、ネット上の情報ではなく、現場で感じた一次情報の中にしかありません。

理系学生にとっての11月29日の戦略的価値

理系学生は文系学生とは異なるタイムラインで就職活動を進めています。学部3年・修士1年の後半からは研究室の活動が本格化し、学会発表や論文執筆に追われる日々が始まります。つまり、就活にフルコミットできる時間は今しかないというのが残酷ながらも現実です。

また、博士課程進学者に関する最新のデータでは、博士人材が民間企業で就職する際の課題として「就職先が見つからなかった」が上位に挙げられています。これは高度な専門性を持つがゆえにマッチングが難しく、早期からの情報収集と自己アピールが不足していることが一因と考えられます。博士進学を迷っている学生であっても、このイベントに参加し企業の研究開発職の実態を知ることは、進路選択(アカデミアか企業か)において極めて重要な判断材料となります。

さらに理系就活では推薦応募という独自のルートが存在しますが、近年では推薦であっても面接を課しマッチングを重視する後付け推薦や自由応募併用の形式が増えています。つまり、教授のコネクションだけに頼ることはリスクが高く、自力で企業を開拓し自分の市場価値を確認しておくことがリスクヘッジとしても不可欠なのです。

まとめとして未来の自分への投資を

2027年卒の就職活動において、2024年11月29日の「マイナビ インターンシップ&キャリア発見フェア」はただのイベントではありません。研究と就活の両立という難題に立ち向かう理系学生にとって、効率的に情報を収集し将来の選択肢を大きく広げるためのターニングポイントとなる機会です。

パナソニック、ホンダ、コナミといった日本を代表する企業から、ニッチトップのBtoB企業までが一堂に会するこの機会を逃してはなりません。画面越しのWebセミナーでは決して伝わらない社員の熱量、企業の空気感、そしてライバルたちの真剣な眼差しを肌で感じることこそが、ネット社会における最大の差別化要因となります。

準備を怠らず、目的意識を持って東京ビッグサイトの門をくぐれば、この1日は間違いなくキャリアを成功へと導くための強力な布石となるでしょう。

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