冬の東京を彩る風物詩として、毎年多くの人々を魅了する丸の内イルミネーション。2025年から2026年にかけての冬も、東京駅前の丸の内エリアは、約82万球のシャンパンゴールドに輝くLEDライトで華やかに彩られます。24回目を迎える今年は、ディズニー・アニメーションとの特別コラボレーションや、過去最大規模のクリスマスマーケットが登場し、例年以上に充実した内容となっています。東京駅を訪れる方や、デートやご家族でのお出かけを計画されている方にとって、点灯時間や開催期間、見どころを事前に把握しておくことは大切です。この記事では、丸の内イルミネーション2025の点灯時間をはじめ、ディズニーとのコラボレーション企画、クリスマスマーケットの詳細、周辺のおすすめ鑑賞スポットまで、訪れる前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。

丸の内イルミネーション2025の基本情報
東京駅の西側に広がる丸の内エリアでは、2025年11月13日(木)から2026年2月15日(日)までの約3ヶ月間にわたり、丸の内イルミネーションが開催されます。この期間は、クリスマスシーズンだけでなく、年末年始やバレンタインデーの週末までをカバーする長期開催となっており、冬の東京観光の定番スポットとして定着しています。
イルミネーションの舞台となるのは、丸の内仲通りと行幸通りです。丸の内仲通りは、東京駅丸の内口から有楽町方面へ続く約1.2キロメートルのメインストリートで、約340本の街路樹がシャンパンゴールドと呼ばれる温かみのある金色の光で包まれます。このシャンパンゴールドは、丸の内エリアのために特別に開発された独自の色彩で、冬の夜空に上品で温かな雰囲気を演出しています。一方、行幸通りは東京駅丸の内中央口から皇居へと直結する広い通りで、こちらでも美しいイルミネーションが展開されます。
主催は三菱地所株式会社と丸の内商店会などで、長年にわたりこのエリアのブランディングと魅力向上に取り組んできました。24年目を迎える今回のイベントは、単なる街路樹の装飾にとどまらず、ディズニーとのコラボレーションや本格的なクリスマスマーケットなど、多彩なコンテンツが用意されており、訪れる人々に多層的な楽しみを提供しています。
点灯時間の詳細と12月の特別対応
丸の内イルミネーション2025の点灯時間は、基本的に16時から23時までとなっています。夕方4時という早い時間から点灯されるため、仕事帰りやディナーの前後に立ち寄ることができ、多くの人々にとってアクセスしやすい設定となっています。
ただし、最も混雑が予想される12月には特別な時間延長が実施されます。具体的には、2025年12月1日から12月31日までの期間は、点灯終了時間が24時(翌日0時)まで延長される予定です。この1時間の延長により、クリスマスディナーを楽しんだ後でも、ゆっくりとイルミネーションを鑑賞することができます。特に12月24日のクリスマスイブや、年末の週末には多くのカップルや家族連れで賑わうことが予想されますので、混雑を避けたい方は平日の訪問や、点灯開始直後の16時台、あるいは21時以降の遅めの時間帯を狙うのがおすすめです。
なお、一部のエリアや施設によっては点灯時間が異なる場合があります。特にディズニーとのコラボレーション展示が行われる各ビルの屋内展示スペースでは、それぞれの施設の営業時間に準じた鑑賞時間が設定されていますので、訪問前に確認しておくと安心です。
ディズニーとの特別コラボレーション「Disney JOYFUL MOMENTS」
2025年の丸の内イルミネーションで特に注目したいのが、ディズニー・アニメーションとのコラボレーション企画です。「MARUNOUCHI BRIGHT HOLIDAY 2025」と題されたこの特別企画は、「Disney JOYFUL MOMENTS」というテーマのもと、丸の内エリア内の主要ビル6か所に、ディズニーキャラクターたちの世界観を再現したモニュメントやインスタレーションが登場します。
開催期間は2025年11月13日(木)から2026年1月4日(日)までとなっており、イルミネーション本編よりも終了時期が1ヶ月以上早い点に注意が必要です。また、2026年1月1日(木・祝)は全館休館となるため、元旦にはこれらのディズニー展示を見ることができません。1月後半以降に訪問を予定されている方は、ディズニーコラボレーションが終了していることを念頭に置いておきましょう。
このコラボレーション企画では、各ビルがそれぞれ異なるディズニー作品をテーマにしており、エリア全体を巡りながらさまざまなキャラクターたちと出会うことができます。スタンプラリーも開催されており、全12箇所のスポットを巡りながらスタンプを集める楽しみも用意されています。お子様連れのご家族はもちろん、ディズニーファンにとっても見逃せない内容となっています。
丸ビル「Celebration Tree」でミッキーたちとお祝い
丸ビル1階のマルキューブには、イベントのメインコンテンツとなる「Celebration Tree(セレブレーション・ツリー)」が登場します。テーマはミッキーマウスとその仲間たちで、ホリデーシーズンを祝う賑やかで楽しい雰囲気が演出されています。
マルキューブは吹き抜けの高い空間で、その高さを最大限に活かした圧倒的なスケール感のツリーは、訪れる人々を圧倒します。光と装飾が織りなすアンサンブルは、ディズニーが持つ普遍的な「喜び」の感情を視覚化したものであり、定期的に実施されるライティングショーでは動的な演出も楽しめます。2025年12月5日に公開される最新作『ズートピア2』のキャラクターたちも登場する予定で、話題性も抜群です。
鑑賞時間は基本的に6時から24時までとなっていますが、イベント内容により変動する可能性があります。丸ビルは東京駅丸の内南口から徒歩1分という好立地にあり、アクセスも非常に便利です。
新丸ビル「Sisterly Bonds」でアナ雪の世界へ
新丸ビル3階のアトリウムでは、世界中で愛される『アナと雪の女王』をテーマにした「Sisterly Bonds(姉妹の絆)」が展開されます。この展示の見どころは、映画のエンディングシーンの再現です。
長く閉ざされていた王国の門が、アナとエルサの姉妹愛によって開かれ、氷が溶けていく感動的な瞬間が、光の演出で表現されています。アトリウムの吹き抜け構造を活かし、上部から降り注ぐような光の効果によって、氷の美しさと温かな愛情が対照的に描かれています。広場に集う人々を笑顔で歓迎する姉妹の姿は、訪れる人々へのおもてなしの心を象徴しているかのようです。
鑑賞時間は11時から21時まで(日曜・祝日は20時まで)となっています。新丸ビルは東京駅丸の内北口から直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできるのが魅力です。
丸の内オアゾ「Happy Toy Box」でトイ・ストーリーの世界
東京駅北側に位置する丸の内オアゾの○○広場(おおひろば)には、ピクサーの名作『トイ・ストーリー』をテーマにした「Happy Toy Box(ハッピー・トイ・ボックス)」が設置されます。
コンセプトは「アンディの子供部屋」で、おもちゃ箱から飛び出したウッディやバズ・ライトイヤーなど、おなじみのキャラクターたちが今にも動き出しそうな躍動感で配置されています。カラフルでポップな色彩は、ビジネス街である丸の内の景観に楽しいアクセントを加えており、お子様連れのご家族にとって特に親しみやすいフォトスポットとなっています。
子供の視点に立った低層の装飾と、広場全体を使った空間構成により、小さなお子様でも間近でキャラクターたちを見ることができます。鑑賞時間は11時から21時まで(日曜・祝日は20時まで)です。
丸の内ブリックスクエア「Zootopia Moments」で最新作を先取り
赤レンガの三菱一号館美術館に隣接する丸の内ブリックスクエア一号館広場には、2025年12月5日公開の最新作『ズートピア2』をテーマにした「Zootopia Moments(ズートピア・モーメンツ)」が登場します。
ウサギの警察官ジュディとキツネの相棒ニックに加え、新キャラクターであるヘビの「ゲイリー」も登場します。屋外の緑豊かな広場に設置されるこの展示は、植栽やレンガの質感と調和するようにデザインされており、自然と都市が融合した独特の雰囲気を醸し出しています。映画公開と連動したプロモーション拠点としての機能も果たしており、映画を見る前にも見た後にも楽しめる内容となっています。
鑑賞時間は11時から21時まで(日曜・祝日は20時まで)です。有楽町駅からのアクセスも良く、買い物や食事の合間に立ち寄りやすい場所です。
丸の内テラス「Magical Golden Glow」でラプンツェルの魔法
大手町方面に位置する丸の内テラス1階広場では、『塔の上のラプンツェル』をモチーフにした「Magical Golden Glow(マジカル・ゴールデン・グロー)」が展示されます。
ラプンツェルの持つ「魔法の長い髪」が黄金色に輝く様子を、イルミネーションの光を使って表現しており、親友のカメレオン「パスカル」も隠れているので探す楽しみもあります。夜間には、映画の象徴的なシーンである無数のランタンが空に舞い上がる幻想的な光景が再現され、丸の内の夜景と相まって極めてロマンチックな雰囲気を作り出します。
この展示は屋外にあり、鑑賞時間は8時から23時まで(土曜日は22時まで、日曜・祝日は11時から20時まで)と、他の屋内展示よりも長い時間楽しめるのが特徴です。デートスポットとしても人気が出そうです。
新東京ビル「Happy Honey」でプーさんに癒される
有楽町エリアに近い新東京ビル1階アトリウムには、『くまのプーさん』の世界観を再現した「Happy Honey(ハッピー・ハニー)」が設置されます。
100エーカーの森で、大好物のはちみつを食べすぎて穴から出られなくなったプーさんの、コミカルで愛らしい姿が再現されています。ビジネスビルの硬質な空間に、クラシックで温かみのあるプーさんの世界観が挿入されることで、都会で働く人々や訪れる人々に癒しを提供するスポットとして機能します。
鑑賞時間は7時から22時まで(日曜・祝日は20時まで)で、朝早くから鑑賞できるのが特徴です。朝の通勤時間帯にも見ることができるため、出勤前に立ち寄る方も多いかもしれません。
過去最大規模のクリスマスマーケット「Marunouchi Street Park 2025 Winter」
丸の内イルミネーション2025のもう一つの大きな魅力が、丸の内仲通りと行幸通りを「滞在する公園」へと変貌させる「Marunouchi Street Park 2025 Winter」です。2025年冬は過去最大規模となる合計19店舗が出店し、ヨーロッパの伝統的なクリスマスマーケットの雰囲気と、日本のホスピタリティが融合した本格的なフードエンターテインメントを楽しむことができます。
行幸通りエリア初登場のクリスマスマーケット
東京駅丸の内中央口から皇居へと続く行幸通りでは、丸の内イルミネーション史上初となる試みとして、クリスマスツリーの設置と10店舗の山小屋風店舗(ヒュッテ)が登場します。
このエリアでは、屋外での飲食に適した温かさと食べやすさを重視したメニュー構成となっています。ピザブースでは、ワンハンドで食べられる包み焼きピザが提供され、食事系の「トマト&ソーセージ」とデザート系の「リンゴ&カスタード」の両方が楽しめます。シチューパンブースでは、赤ワインで牛肉が柔らかくなるまで煮込んだビーフシチューを、食べられるパンの器に入れて提供しており、ゴミの削減にも配慮したエコフレンドリーなメニューとなっています。カフェブースでは、オレンジジュースにシナモンやスターアニス(八角)を加えて煮込んだホットドリンクなど、スパイスを効かせた身体を芯から温める飲料が用意されています。
冬の夜空の下、温かい食べ物や飲み物を片手にイルミネーションを眺める体験は、まさにヨーロッパのクリスマスマーケットそのもので、東京にいながら海外旅行気分を味わうことができます。
丸の内仲通りエリアの名店出店
丸の内仲通りは、丸ビル・郵船ビル・三菱商事ビル前、丸の内二丁目ビル・丸の内仲通りビル前、丸の内パークビル・明治安田生命ビル前の3つのブロックに分かれ、合計9店舗が出店します。この過去最大の出店数は、丸の内エリア内のホテルや名店の協力を得た結果であり、ストリートの美食化を加速させています。
最初のブロックでは、創業30年の輸入商社「HARMONIER(ハルモニア)」がミニスノードームや新作「メルヘンスノードーム」、欧州製オーナメントなどの雑貨を販売します。また、ラグジュアリーホテルとして知られる「ザ・ペニンシュラ東京」がミンスパイ(700円)、焼き菓子(700円)、新登場のストロベリープリン(900円)、ホットチョコレート(800円)などを提供し、手の届く贅沢を体験できます。さらに、7名のアンティークディーラーが週替わりで出店する「BROWN ANTIQUES」では、ヴィンテージアクセサリーや一点物の小物を探す楽しみがあります。
2つ目のブロックでは、日本を代表する「帝国ホテル」がキッチンカーで登場します。シェフ特製の具沢山ミネストローネ(700円)や、ホテルベーカリーのチーズプレッツェル(600円)、伝統のシュトーレン(2200円)が提供され、格式高い味をカジュアルな価格帯で楽しめる貴重な機会となっています。
3つ目のブロックには、「中華×スペイン」という独特の組み合わせで人気のレストラン「TexturA(テクストゥーラ)」が出店し、昨年のヒット商品「テクチキ(やみつき唐辛子味)」(700円)やスペインの定番「チュロス・コン・ショコラ」(700円)、ホットサングリア(500円)を提供します。スパイスの香りが通りに活気を与え、異国情緒を演出します。また、岩手県の「小岩井農場TOKYO」からは、小岩井牛のチーズ肉まん(950円)や、農場産牛乳のミルクココア(650円)、発酵バターのフィナンシェ(480円)など、素材の力を感じさせるメニューが並びます。
これらのマーケットは、単なる食べ歩きスポットではなく、丸の内エリアの魅力を体感し、滞在時間を延ばすための戦略的なコンテンツとして機能しています。イルミネーションを眺めながら、温かい食事や甘いスイーツを楽しむひとときは、冬の東京での特別な思い出となるでしょう。
環境に配慮したエコイルミネーション
丸の内イルミネーション2025は、美しさだけでなく環境への配慮も重視しています。使用されているLED電球は、従来型と比較して使用電力を約65%削減した「エコイルミネーション」を採用しており、省エネルギー化が徹底されています。
さらに特筆すべきは、期間中に使用されるすべての電力が、太陽光や風力などの自然エネルギー由来の「グリーン電力」で賄われている点です。この取り組みは、東京都が推進する環境施策とも合致しており、主催者である三菱地所グループのESG経営(環境・社会・ガバナンス)の象徴的なプロジェクトとして位置づけられています。
訪れる人々は、美しいイルミネーションを楽しみながら、同時に環境負荷の低いイベントに参加しているという充足感を得ることができます。持続可能な社会の実現に向けた取り組みが、イルミネーションという華やかなイベントの中にも反映されていることは、現代の都市イベントのあるべき姿を示しているといえるでしょう。
イルミネーションを最高に楽しむための鑑賞スポット
丸の内イルミネーションの魅力を最大限に味わうには、鑑賞スポットの選び方も重要です。仲通りを歩きながら見上げる光のトンネルはもちろん素晴らしいのですが、視点を変えることでまた違った美しさを発見することができます。
テラス席から間近で楽しむ「GARB Tokyo」
丸の内仲通りに面したカフェレストラン「GARB Tokyo(ガーブ トウキョウ)」は、イルミネーションとの距離が最も近いスポットの一つです。大きな窓ガラス越しに、あるいはテラス席から、頭上に広がるシャンパンゴールドの光を間近で見ることができます。
冬の寒さ対策としてストーブやブランケットが用意されている場合が多く、ホットワインやカプチーノ(825円)を片手に、光のトンネルの中に身を置くような没入体験が可能です。歩き疲れた時の休憩スポットとしても、食事を楽しみながらゆったりと鑑賞したい時にも最適な場所です。
高層階から俯瞰する丸ビル・新丸ビルのレストラン
丸ビルと新丸ビルの35階・36階には、多数の高級レストランが入っています。これらのレストランからは、眼下に一直線に伸びる仲通りの光の筋と、東京駅駅舎、そして皇居の暗闇とのコントラストを一望できる圧巻の景色が広がります。
丸ビル36階の「BREEZE OF TOKYO」はフレンチグリルで、クリスマスディナーコース(25000円)などが提供されています。同じく36階の「アンティカ オステリア デル ポンテ」は高級イタリアンで、クリスマス特別コースは39800円からとなっており、窓際席の確約プランも用意されています。また「レストラン・モナリザ」では、オーナーシェフによるデザイン食器とフレンチの融合が楽しめ、Menu Noël 2025は22000円です。
これらのレストランは予約が必須で、特にクリスマスシーズンや週末は早めの予約が推奨されます。特別な記念日のディナーと共に、東京のパノラマ夜景とイルミネーションを同時に楽しむ贅沢な時間は、一生の思い出となるでしょう。
無料で楽しめる穴場「KITTEガーデン」
予算を気にせず素晴らしい景色を楽しみたい方には、JPタワー内の商業施設「KITTE」の6階屋上庭園「KITTEガーデン」がおすすめです。ここからは、ライトアップされた東京駅丸の内駅舎と、丸の内のビル群のイルミネーションを無料で一望することができます。
2025年11月20日から12月25日までは、KITTE1階アトリウムに巨大な白いクリスマスツリー「WHITE KITTE」も登場するため、屋上庭園と1階アトリウムの両方を楽しむことができます。三脚の使用は禁止されているため、手持ち撮影でマナーを守りつつ、絶景を楽しむ穴場スポットとして多くの人々に愛されています。
八重洲・日本橋エリアのイルミネーションも合わせて楽しむ
丸の内イルミネーションを訪れるなら、東京駅の反対側、東側に位置する八重洲・日本橋エリアで開催される「TOKYO ILLUMILIA(東京イルミリア)2025-2026」も合わせて巡るのがおすすめです。
東京イルミリアの開催期間は2025年11月6日(木)から2026年2月14日(土)まで、点灯時間は16時30分から23時30分までとなっています。丸の内よりも1週間早く開始され、点灯開始時間も30分遅いという違いがあります。
八重洲・日本橋の街路樹や広場を中心としたイルミネーションは、丸の内が「統一感とブランド」を重視するのに対し、地域活性化と賑わい創出を目的としており、よりローカルで多様な光の演出が見られます。東京駅を挟んで西側の丸の内と東側の八重洲・日本橋の両方を巡る「東京駅横断イルミネーションツアー」は、一度に2つのエリアの異なる魅力を体感できる贅沢なコースとなります。
スタンプラリーで丸の内を完全制覇
2025年11月13日から2026年1月4日まで、丸の内エリア内の12箇所を巡るスタンプラリーが開催されます。オリジナルのスタンプシートにスタンプを集めることで、達成感と共にエリア全体をくまなく回遊する楽しみが得られます。
スタンプポイントには、先ほどご紹介したディズニーとのコラボレーション展示スポットも含まれており、すべてを巡ることで丸の内エリアの多様な魅力を発見することができます。お子様連れのご家族はもちろん、カップルや友人同士での訪問でも、スタンプラリーを通じて冒険心を満たす体験ができるでしょう。
スタンプシートの配布場所や詳細については、各ビルのインフォメーションや公式ウェブサイトで確認できます。全てのスタンプを集めた方には、記念品がもらえる場合もありますので、ぜひチャレンジしてみてください。
新丸ビルのKing & Princeコラボレーション
ディズニーファンだけでなく、アイドルファンにも嬉しい企画があります。新丸ビル1階では、2025年11月15日から2026年1月4日まで、「Mickey Mouse and King & Prince Best Friends 3-shot」のアートエキシビションが開催されます。
アイドルグループKing & Princeとミッキーマウスがコラボレーションしたアート作品が展示され、ファン層の集客を強力に牽引するコンテンツとなっています。また、「Live Sketch」シリーズなどの限定グッズは12月1日から販売開始されますが、混雑緩和のため11月15日・16日には整理券が配布される予定です。
限定グッズは早期に完売する可能性が高いため、確実に入手したい方は整理券配布日に訪れるか、販売開始日の早い時間帯を狙うことをおすすめします。
訪問前に知っておきたい注意事項とおすすめの時間帯
丸の内イルミネーション2025を最大限に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
まず最も重要なのは、ディズニーとのコラボレーション企画の終了日が2026年1月4日であることです。1月5日以降に訪問する場合は、街路樹のイルミネーションのみとなり、各ビルのディズニーモニュメントやスタンプラリーは終了しています。また、2026年1月1日は全館休館となるため、元旦の訪問では屋内展示を見ることができません。
次に、混雑を避けるための時間帯の選び方です。最も混雑するのは、クリスマス前後の週末、特に12月23日・24日・25日の夕方から夜にかけてです。落ち着いて鑑賞したい方は、平日の訪問や、点灯開始直後の16時台、あるいは21時以降の遅めの時間帯がおすすめです。特に12月は24時まで点灯しているため、22時以降は人通りが減り、写真撮影にも適した環境となります。
クリスマスマーケットで食事やグッズを楽しみたい場合は、商品の完売リスクを避けるため、17時から19時の早めの時間帯に訪れることをおすすめします。人気メニューは早い時間に売り切れることもあるため、お目当てのものがある場合は早めの行動が賢明です。
また、冬の屋外イベントですので、防寒対策は万全にしましょう。特にクリスマスマーケットで長時間滞在する場合は、マフラー、手袋、カイロなどを用意しておくと快適に過ごせます。
アクセスと周辺施設
丸の内エリアは東京駅の西側に広がっており、アクセスは非常に便利です。JR東京駅の丸の内口(西側)を出ると、すぐに丸の内仲通りやイルミネーションスポットが広がっています。
東京メトロ丸ノ内線の東京駅、千代田線の二重橋前駅、有楽町線の有楽町駅などからもアクセス可能で、各ビルは地下通路で結ばれているため、雨の日や寒い日でも快適に移動できます。
周辺には多数の商業施設やレストラン、ホテルが集積しており、イルミネーション鑑賞と合わせて買い物や食事、宿泊を楽しむことができます。丸の内エリアは日本を代表するビジネス街であると同時に、洗練されたショッピングとダイニングの街でもあり、一日中飽きることなく過ごせる魅力的なエリアです。
まとめ
丸の内イルミネーション2025は、2025年11月13日から2026年2月15日まで開催され、基本的な点灯時間は16時から23時まで、12月は24時まで延長されます。24年目を迎える今回は、約82万球のシャンパンゴールドLEDによる街路樹のイルミネーションに加え、ディズニー・アニメーションとの特別コラボレーション、過去最大規模の19店舗が出店するクリスマスマーケットなど、これまで以上に充実した内容となっています。
東京駅周辺という抜群の立地と、環境に配慮したグリーン電力の使用、そして多様な楽しみ方ができるコンテンツの豊富さが、丸の内イルミネーション2025の大きな魅力です。ディズニーのモニュメント巡りやスタンプラリーで家族みんなで楽しむもよし、クリスマスマーケットで食べ歩きを楽しむもよし、高層レストランから夜景と共に特別なディナーを楽しむもよし、それぞれのスタイルで冬の東京を満喫できます。
今年の冬は、東京駅を訪れた際にはぜひ丸の内エリアに足を運び、シャンパンゴールドに輝く幻想的な光の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。きっと心に残る素敵な冬の思い出となるはずです。

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